2015/05/14
かき氷・アイスクリームと気温の関係
30℃超でかき氷とアイスが逆転!
ある店舗において、かき氷、アイスクリームの売り上げについて解析を行った結果、 最高気温30℃ぐらいまでは、かき氷よりもアイスクリームの売り上げのほうが多いことが分かりました。
4月中は25℃を超えるような暑い日でも、かき氷の気温への反応はほとんどありません。 しかし、5月以降は気温の上昇とともにカキ氷の売り上げが伸び、梅雨明けとともに売り上げは急増します。
30℃を超えると、アイスクリームとかき氷の売り上げに逆転が見られました。
8月になると人間の体は暑熱順化も終わり、体の基礎代謝がもっとも低い時期となります。体は産熱を抑えるため、低脂肪・低カロリーのものを好むようになるのです。
ライフビジネスウェザー・ビジネス気象研究所の調べでは、乳酸飲料や牛乳など脂肪分の高い飲み物は、春から夏にかけて売り上げが伸びる一方で、盛夏は売り上げが落ちることが分かっています。
ビジネス気象研究所 主任研究員 小越久美
気象予報士・防災士・データ解析士・健康気象アドバイザー
・日本テレビのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて
2013年3月までの8年半、気象キャスターを勤める
・気象予測のほか、桜の開花予想、マーチャンダイジングを担当
・女性の体調と気象の関係を研究中